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ITパスポート試験合格対策

こんばんは。いっとです!

今回はITパスポート試験について投稿していきます!

ITパスポート試験も経営学検定中級と同様に、中小企業診断士の二次筆記試験の合格発表までに受験した科目です。ITパスポートって聞いたことあるけど、ITって言葉がアレルギーで受験できていない人はぜひ参考にしていただけたらと思います。

目次

ITパスポート試験とは

ITパスポート試験とは、ITを利用する上で備えておくべきITに関する基礎知識を証明できる国家試験です。CBT試験で受験できますが、設問数は100問と多く、全体の60%以上に正解し、かつ、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野で30%以上に正解する必要があります。

合格率は50%台で、ほぼ毎日実施されている試験です。そのため、よく言えば不合格でも何回でもチャレンジできますが、受験料は7,500円(税込)もかかりますし、合格率が50%台であるならば一発合格すべき試験です。

ちなみにCBT試験で毎日実施しているから、受験する一週間前に申し込めばいいやと安易に考えていると痛い目を見ます。皆さんの想像以上に受験日は埋まってしまいますので、一か月前には申し込みを済ませて勉強を始めることを強くオススメします。

受験のきっかけ

正直診断士の勉強をしていて一番の苦痛だったのは経営情報システムです。R3年の過去問で20点を叩き出し絶望してからは、必死に勉強し、今後はITのことも理解できていないと生き残れないと強く思うようになりました。

企業で昇進して管理職になったり、独立したとしても、ITの基礎知識くらいは身に着けておく必要がありますので、そういう意味ではITパスポートの勉強は私には最適でした。似たような民間資格にITコーディネータがありましたが、研修受講料などが高すぎて止めました。その点、ITパスポートは試験に合格するだけですので、敷居も低いです。

使用したテキスト

テキストとして使用したのは高橋京介さん著の「いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る順問題集(令和4年度)」です。現在は既に令和5年度版が販売されています。

このテキストは非常にオススメです。約500ページに渡って、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の分野が章ごとに分かれており、説明も非常に分かりやすく、各章の最後に確認テストが付いており、知識習得の確認もできます。また、文章だけではなく、イラストも交えた説明であることや、ところどころにコラムも記載されているので、約500ページもありますが、あっという間に一周してしまいます。

また、これだけではさすがに合格は厳しいので、ネットで公開されている過去問題集を解きました。H30年から令和3年までの過去問をこなすことで、本番の準備を抜かりなく行いました。残念ながら解答はありますが、解説はないため、不正解だった設問で、上記のテキストに掲載されていない用語はネットで逐一調べて、知識と理解を深めていきました。結果的には逐一調べた知識も本番当日の試験で出題されたので、試験対策になったことは間違いありません。

特にこれらIT系の資格は日常でも次々に新たなデジタル化が進んでおり、診断士の経営情報システムの試験でも感じましたが、ITの素人が対策しようがないような問題が1,2割ほど出てきます。そのため、例年出題されているような基本問題は確実に得点し、難問に関しては二者択一まで減らして勝負できれば御の字と考えてください。

勉強時間

気になる勉強時間は約28時間です。ITの勉強は経営情報システムでしかやっていなかったため、実力的には妥当な勉強時間であったと思っています。全くの初学者であれば、80時間ほど勉強すれば戦えるレベルにはなるでしょう。

80時間勉強したからと言って合格するとは言い切れませんが、勉強時間の目安としては妥当だと思います。先ほどご紹介したテキストの内容を30時間でマスターして、50時間で過去問を解いて、しっかりと復習し、再度解き直して安定して90%以上の正答率を出せるようになれば、十分合格できます。

参考までに私の過去問の得点推移は、R4年が76点、R3年が71点、R2年が82点、R1年が80点、H31年が90点、H30年秋が89点、H30 年春が88点でした。

また、ダラダラ勉強するのではなく、1か月など期間を決めて集中して勉強すべきです。仕事などをされている方は、2か月もあれば80時間は勉強できると思いますので、計画を立てて頑張ってみてください。独学で十分合格できる試験です。

各分野の特徴

ストラテジ系

経営者の仕事に関する内容であり、企業活動や法務、経営・システム戦略などが出題されます。こちらは診断士試験の企業経営理論や経営法務、財務会計などに通ずる考え方など重複するテーマも多く、勉強していて非常に楽しい分野でしたし、診断士試験の良い復習になりました。

マネジメント系

管理職の仕事に関する内容であり、プロジェクト・サービスマネジメント関連が出題されます。これはまさに診断士試験の経営情報システムと重複するテーマです。復習も兼ねて勉強しましたが、ちょうど職場でシステム開発をしていたため、それらとリンクさせながら知識を刷り込ませていきました。

テクノロジ系

コンピュータの仕組みに関する内容であり、コンピュータの基礎理論やシステム、技術要素などが出題されます。これはITアレルギーがある人が一番苦手なコンピュータの知識関連についてです。私も正直苦手で、理解するより記憶する分野だと思ってひたすら記憶していきました。ただし、中にはセキュリティのように自身の職場の業務にも関係があるテーマもありましたので、そこが唯一の救いでした。ちなみにプログラミングに関しては、勉強効率が悪くなると感じたため飛ばしました。

得点開示

ストラテジ系:740点

マネジメント系:710点

テクノロジ系:800点

総合評価点:775点

意外と得意にしていたストラテジ系とマネジメント系よりテクノロジ系の方が点数が高かったのには驚きです。試験あるあるですが、自分自身が苦手と思っている分野で意外と得点を稼げた一方、自信のあった分野で足を引っ張ったという状況ですね。

この試験もCBTのため、その場で得点が開示されます。ただし合否は正確には受験月の翌月中旬頃に発表されます。そのため、受験日と合否判定の期間を短くしたい人は当月下旬に受験することをオススメします。私も正確な合格の確認はネットでしました。合格証書も後日送られてきます。ただ、当日に得点開示されますので、総合評価点が600点以上であれば合格基準を満たすはずですので、合格は固いとは思います。

ちなみにこの試験は、同じ職場の先輩にも勧めたら、試験に申し込んだと話を聞きました。社会人であれば、取得していて損はない試験ではなく、取得していて当たり前の試験かもしれませんね。

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