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経営学検定中級合格対策

こんばんは。いっとです。

今回は中小企業診断士の二次筆記試験を受けて、合格発表されるまでの間に受験しました経営学検定中級の合格対策について投稿していきます。

目次

経営学検定中級とは

経営学検定中級とは、第1分野(マネジメント・人的資源管理・経営法務)と第2分野(マーケティング・IT経営・経営財務)から成る試験です。第1分野・第2分野ともに100点満点で、両分野に合格することが必要です。

中小企業診断士の一次試験のうち、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、財務会計と共通する内容が含まれており、合格点も60点以上で一緒です。さらに科目ごとに40%を切ると、それらが含まれている第1分野もしくは第2分野全体が不合格になるところも一次試験に似ています。また、毎年6~7月と11~12月に行われるため、6~7月にモチベーション維持のために一次試験対策として受験されるのアリです。

診断士の一次試験と比較しての難易度は一次試験が10だとすると3だと思います。理由は科目数が少ないことや同じような科目でも広さ・深さが違うからです。特に経営学検定中級は理解が追い付かなくても知識を覚えてしまえばなんとか合格できる試験ですが、診断士の一次試験は知識を活用した応用力も問われますので、このくらいの難易度の差は生じます。ちなみに調べれば分かりますが、例年の合格率は40%代で推移しています。

受験のきっかけ

きっかけは、中小企業診断士の二次筆記試験に落ちたと思っていたことです。筆記試験の手応えがなかったため、勤務先の年度末面談の自己啓発の実績にこのままだと書けるものがない状態に追い込まれたため、「合格」という実績を作るために急遽受験を決めました。一次試験合格だけでは、「年度中小企業診断修得者」と名乗れるわけですが、完全に合格したわけではないため、インパクトが弱いと感じていました。これが理由の一つです。

もう一つは筆記試験に落ちたと思っていたため、来年度の受験のための勉強継続のモチベーション維持のためでした。勉強をしない期間を作ってしまったら、診断士レベルの勉強に戻れないと思っていたため、何かしら繋ぎとめておく勉強をする必要があったのです。

ちなみに経営学検定初級は中小企業診断士の試験を始めたころに受験して合格していました。

使用したテキスト

使用したテキストは5つです。

経営学検定試験公式テキストの2マネジメントと3人的資源管理、そして2018年度~2020年度版の過去問題集3冊です。

もともと診断士の一次試験を合格するレベルまで勉強していましたので、基礎知識の補完をするべく公式テキストの2と3は購入しました。後で記載しますが、過去問題集で一次試験と被っていない内容が2,3割ほどあったためです。

また、過去問題集には第1分野と第2分野それぞれ2回分掲載されていますので、今回受験するにあたり3冊購入したため、合計で6回分の過去問を解くことができました。過去問を解くときは採点を必ず記録してください。自分の成長を感じるためと自分の弱みを分析するためです。私はエクセルにまとめていました。

正直、これらのテキストと過去問題集を使えば、独学での合格は可能です。年によって変わるようですので、専用サイトから確認していただくと確実です。

勉強時間

勉強時間は約24時間です。正直一次試験を合格していたら、ここまで勉強する必要はないとは思いますが、一次試験を合格したのだから、高得点での合格を目標にしていたため、過去問を周回するなどしていたらこの時間になりました。

一次試験の貯金が大きかったのですが、経営学検定の初級合格者であれば、50時間、全くの初学者であれば、80時間もあれば十分合格できる試験だと思います。

各科目の特徴

マネジメント・人的資源管理

この2つの科目は診断士試験で勉強していない内容が2,3割ありましたので、念には念のため公式テキストを購入した科目です。過去問でも6割を切ることはありませんでしたが、経営学検定中級で頻出の問題もそこそこあり、その対策のためにテキストを購入した次第です。ここまで準備しましたので、当日も特に焦ることなく受験できました。

経営法務

この科目は、試験当日最も肝を冷やした科目です。というのも、設問が7問しかないため、2問しか正解できなかったら、その時点で第1分野が不合格になるためです。過去問でも一度3問合格というギリギリを味わったことがあり、試験当日も自信がない設問が多かったため、時間をかけて解いた科目です。

マーケティング

診断士の一次試験を勉強していれば正直余裕です。被るところばかりでしたので、どれだけ稼げるかという得点源の科目にしていました。

IT経営

この科目は経営法務とは違った意味で、一番不安だった科目です。というのも、直近の過去問になればなるほど、過去問やテキストに載っていない最新のITやDXの設問が出てきていたからです。これはもともとIT業界の人やIT好きの人なら応用力で解けると思いますが、ド素人の場合、対策しづらいからです。私は診断士の経営情報システムの知識も活かして何とか解答の幅を広げることが出来ましたが、初学者の方には一番辛い科目と言えるでしょう。設問も10しかないため、7問落とすと第2分野が不合格になりますので、注意が必要です。

個人的にはそれでも毎年4問ほどは、勉強していれば十分解答できる設問が出題されますので、そこをしっかりと抑えることが大切だと思います。

経営財務

この科目も過去問を解けるようにしておけば、得点源となる科目です。会計の考え方は毎年コロコロ変わったり、新しいことが頻繁に出てくることは少ないため、ケアレスミスにだけ気を付けていれば問題ないです。

まとめ

攻める科目:マネジメント・人的資源管理、マーケティング・経営財務

守る科目:経営法務、IT経営

得点開示

・第1分野:98点(経営法務で1問ミス)

・第2分野:98点(経営財務で1問ミス)

CBT試験でしたので、終わったらすぐ採点され、合格したことを確認できました。手応え的にはどちらも80点台でしたが、診断士の一次勉強の貯金で、二者択一まで絞り込んだ問題の正答率が高まったのだと感じています。

また、合格までにかかった費用は、テキスト類が約10,000円、受験費用が約10,000円の合計約20,000円でした。

ここから上級を目指すという人もいると思いますが、上級を目指すくらいなら、せっかくですから国家資格でもある診断士の勉強にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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